アスファルトの花

こないだ、息子と夫と3人で近所の広場に遊びに行きました。

藤の広場と言って、その名の通り藤棚の見事な広場です。



半球状の藤棚の真ん中が広場になっていて、そこでかけっこしたりバドミントンをしたり。

大の大人が時間を忘れてはしゃぐ、子供に戻れたようなひととき。

良いお天気で、少し動いただけで汗ばむような陽気でした。



こんな良いお天気、お家に居てはもったいないと、皆考えることは同じなのでしょうか。

子供を連れたお母さん、散歩に来た介護施設の方々、ベンチで一息つく観光客…

皆思い思いに過ごしていて、そんな空気がまた一層楽しい気持ちにしてくれました。



帰りに、アスファルトに咲く花を見つけました。

思わず写真に撮ってしまいました。

まるで植木鉢に植っているような、見事な花を咲かせていました。


このすぐ側にあるお宅が、沢山の植木鉢の花を飾っているので、そのどれかから種が飛んで、ここで咲くことになったのでしょうか。



自ら咲く場所を選ぶことは出来ないけれど、それでもひたむきに真っ直ぐに咲くお花。

健気なお花に、来年もまた会おうねと、心の中で挨拶し後ろ髪を引かれながら家路に着きました。



お花と違い自分の足で咲く場所を選べる私は、もしかしたらお花以上にきれいに咲く事が出来るのかもしれない。

後からそんな事も思いました。

私達は、無理せず、咲きたい場所で、励めば良いのかもしれませんね。